FERRUCCIO SERAFINI ポルタドクメンティ(茶)
¥62,700 ($397.17)
ローマの革職人“じっちゃん”ことフェッルッチオ・セラフィーニ氏の工房のドキュメントケースです。
2026年9月、御年93を迎えたじっちゃんと、ローマで久しぶりに会うことができました。
元気そうな姿を見たときは、本当に嬉しかったですね。
月曜から金曜まで、午前中は今も工房に出て仕事をしているバリバリの現役。
「仕事をやめたら、すぐに弱ってしまうからね。こうして毎日仕事を続けていることが元気の秘訣さ」とのこと。
じっちゃんが革仕事の世界に入ったのは、1942年、わずか9歳のとき。戦時中、学校の地下室が空襲時の防空壕として使われていたため休校になったある朝、馬具職人だった父親に連れられて工房に入ったのが始まりです。
父親が大きな革を裁ち、縫い、色を入れていく。金色の鋲や、磨き上げられた鞍が並ぶその光景が、少年だったフェッルッチオには魔法のように見えたといいます。
戦後は父親のもとで本格的に修業を始め、鞍や手綱などの馬具から、ブーツや靴、鞄まで、あらゆる革仕事を学んでいきました。つまり彼は、いわゆる鞄職人というよりも、馬具職人を原点とする、生粋の革職人なのです。
彼が仕事を始めた頃、ローマには250人ほどの鞍職人がいたそうです。それが時代とともに姿を消し、いまでは、こうした昔ながらの革工房を探すこと自体が難しくなりました。
かつてはヴァレンティノやリッツ・サドラーなどの仕事を請け負い、マーロン・ブランドには1971年から彼が亡くなる2004年まで何十足ものモカシンを送り続けたという逸話もあります。
そして、何より嬉しかったのは、現在は娘婿のルイージ・スカンダーレが後継者として工房に入ってくれていること。ルイージも熱心に仕事そ学んで、今やすっかり一人前です。
今回ご紹介するのは、その工房で作られたシンプルなドキュメントケース。
表には表情豊かな牛革を使い、内側にはピッグスキンを使用しています。内装には3つのカードポケットとペンホルダー、さらに大きめのポケットを備え、書類はもちろん、iPadなどを持ち運ぶのにも使いやすいサイズです。外周をぐるりとファスナーで閉じる、極めてシンプルなデザイン。
93歳になった今も午前中になると工房へ出て仕事をするじっちゃんと、その仕事を受け継ぐルイージ。そんなローマの小さな工房の日常の薫りが、そのまま感じられるドキュメントケース(ポルタ ドクメンティ)です。
<生産国> イタリア
<素材> 外装は牛革 、ライニングは豚革
<サイズ> 縦28×横37×マチ2.5cm













