MARIO TALARICO 傘(プーリアのニレの1本木)
¥69,300 ($437.35)
ナポリの目抜き通り、トレド通りから路地を入ったところに店を構える、1860年創業の小さくて偉大な傘屋「マリオ タラリコ」が手がけた、迫力たっぷりの一本木の傘です。
太く、堂々としたハンドルからシャフトまで、継ぎ目なくつながる木材は、硬く粘り強く、衝撃や湿気にも強いプーリア産のニレ。
美しい曲線を描くハンドルは、杖(バストーネ)づくりを専門とする職人が、高温の蒸気で木を柔らかくし、一気に曲げて成形したもの。その後、形状を安定させるために4カ月もの間寝かせるという、実に手間のかかる工程を経て完成します。
生地には、ゴールドベージュとネイビーを基調としたペイズリー柄を使用。大ぶりのモチーフに繊細な模様を幾重にも重ねた、奥行きのある色柄が、一本木のハンドルによく映えます。
この傘を手がけているのは、5代目のマリオ・タラリコ Jr.氏。
3歳から絵を描き始めた彼は、もともと漫画家か歌手、あるいは俳優になるのが夢だったそうです。5歳のときに描いた猫の絵は、学校を通じてスペインの美術館に展示され、10歳のときには児童世界美術コンクールで優勝。8人の出場者が審査員の目の前で絵を描いて競った決勝戦のことは、今でも鮮明に覚えているといいます。
そんな芸術好きの少年が傘職人の道を選んだのには、理由がありました。
4代目である叔父のマリオ・タラリコ氏(2024年6月、92歳で逝去)には子どもがおらず、家業を継ぐ者がいなかったのです。160年以上の歴史をもつ工房が他人の手に渡ってしまうこと、ましてや、ふさわしくない人物に受け継がれてしまうことを想像したとき、彼は自らの手で伝統を守る決心をしたそうです。こうして10歳から叔父のもとで傘づくりを学び始めました。
「職人は工房で学び、技を盗み、自分の目で見て、その秘密を知るものです。一人前の職人になるには、まず芸術的な素質が必要で、それを時間と現場での経験によって磨いていかなければなりません」
タラリコ Jr.氏が語る職人としての心得には、幼い頃から芸術に親しんできた彼らしい哲学が感じられます。
英国のチャールズ国王にも傘を献上しているタラリコですが、その魅力を言い表した、とても素敵な言葉があります。
Con gli ombrelli di Mario Talarico la pioggia diventa Champagne!
「タラリコの傘を差せば、雨はシャンパーニュになる」
【商品詳細】
生産国:イタリア
素材:ポリエステル100%、ハンドル&シャフトはプーリア産のニレの一本木
色:ゴールドベージュ×ネイビーのペイズリー
長さ:約92cm









