MARIO TALARICO 折り畳み傘(シチリア・ブロンテのピスタチオ)
¥64,900 ($409.59)
ナポリの目抜き通り、トレド通りから路地を入ったところに店を構える、1860年創業の小さくて偉大な傘屋「マリオ タラリコ」による、シチリア島ブロンテ産のピスタチオの木をハンドルに用いた折り畳み傘です。
ブロンテは、シチリア島東部、エトナ山の西麓、標高約760mに位置する小さな町。火山の溶岩が広がる土地で栽培されるピスタチオの名産地として知られ、鮮やかな緑色と濃厚な風味をもつ「Pistacchio Verde di Bronte DOP(ブロンテ産グリーンピスタチオ)」は、イタリアでも特に高く評価されています。
この傘のハンドルには、そんなブロンテ産のピスタチオの木を使用。樹皮を残した表面には細かな凹凸や不規則な斑が浮かび、長い年月をかけて育った木ならではの力強い表情がなんとも魅力的です。
現在、この工房を率いるのが5代目のマリオ・タラリコ Jr.氏です。
3歳から絵を描き始めた彼は、もともと漫画家か歌手、あるいは俳優になるのが夢だったそうです。5歳のときに描いた猫の絵は、学校を通じてスペインの美術館に展示され、10歳のときには児童世界美術コンクールで優勝。8人の出場者が審査員の目の前で絵を描いて競った決勝戦のことは、今でも鮮明に覚えているといいます。
そんな芸術好きの少年が傘職人の道を選んだのには、理由がありました。
4代目である叔父のマリオ・タラリコ氏(2024年6月、92歳で逝去)には子どもがおらず、家業を継ぐ者がいなかったのです。160年以上の歴史をもつ工房が他人の手に渡ってしまうこと、ましてや、ふさわしくない人物に受け継がれてしまうことを想像したとき、彼は自らの手で伝統を守る決心をしたそうです。こうして10歳から叔父のもとで傘づくりを学び始めました。
「職人は工房で学び、技を盗み、自分の目で見て、その秘密を知るものです。一人前の職人になるにはまず芸術的な素質が必要で、それを時間と現場での経験によって磨いていかなければなりません」
タラリコ Jr.氏が語る職人としての心得には、幼い頃から芸術に親しんできた彼らしい哲学が感じられます。
英国のチャールズ国王にも傘を献上しているタラリコですが、その魅力を言い表した、とても素敵な言葉があります。
Con gli ombrelli di Mario Talarico la pioggia diventa Champagne!
「タラリコの傘を差せば、雨はシャンパーニュになる」
【商品詳細】
生産国:イタリア
ハンドル:シチリア島ブロンテ産ピスタチオの木
色:ネイビー××コッパーブラウンのフローラルジャカード
長さ:約52cm















