1767年に英国のヨークシャーで創業した、ジョシュア エリスのカシミアストールです。

同ブランドの企画をしている山口浩久さんはこんなことを言っていました。
「ジョシュアエリスというブランドの魅力は、カシミア100％、キャメル100％、ラムズウール100％の最高のコート地を作れる点にあります。縮絨工程にじっくり時間をかけているのでコストに跳ね返ってきてしまいますが、経糸と緯糸を並行してきちんと縮めていき、きちんとした重いものを作るわけです。今日まで長らくそういうモノ作りをしっかり守り続けているたブランドなわけですが、それが時代の中で軽いものが求められるようになるわけですが、それは“重いもの”があるから“軽い”という言葉が出てくるわけです。その基本の“重い”とは何かを知っている会社のほうが、素晴らしい“軽いもの”ができると思うんです。クルマだとメルセデスがいい例ですけど、重いクルマを作ってきた会社が軽量化してそれを実用レベルに落とし込んだものは、消費者にわかりやすく魅力的に映ると思うのですが、それがジョシュアエリスのマフラーなんですよね」

効率を優先して緯糸だけを縮めるところも多いなか、ジョシュアエリスは昔ながらのレシピを守り続けていて、じっくり時間をかけて経糸も縮めていて、しかも一切の化学薬品を使用せずに行っています。経糸と緯糸をどう同じような塩梅で縮絨させるのか、魅力を残しながらどう目付けを減らしていくのか等、そういった点にすごくこだわっています。

山口さんが企画した柄はどれもとても美しくて惚れ惚れしてしまうのですが、こちらの50×190cmのタータンチェック柄は、2プライのカシミアで織られたもので、非常にしっかりした作りです。トラッドベースで、ラルフ ローレン、ブルックスブラザーズの世界とでもいうのでしょうか。
2本撚りの糸を使い、起毛せずナチュラルフィニッシュで仕上げているストールです。
糸を2本撚る事により柄自体が大きく表現でき、また起毛なしで仕上げることで色と色が交差する部分がまるでグラフィックを見ているかのような印象を与えます。

通常の赤×黒のタータンだと単なるアメリカンで終わってしまいますが、サファイア、アクアブルーをベースにしたことで、グッと大人な感じが増して、チョコレートブラウンやベージュのアルスターコートなんかと合わせると、すごくカッコイイと思います。

山口さんがイメージしているジョシュア エリスの愛用者は、ベースはアメトラ、スーツはクラシコイタリア、それもス ミズーラで誂えている人たちだそうで、まさにアフターアワーズのイメージにぴったりです。



【商品詳細】
生産国：イギリス

素材：カシミア100％

サイズ　50cm×190cm